フィリピンでは、年中蚊がいるので、日本より蚊の研究がし易い条件が揃っています。
現地の人々は、蚊が当たり前の存在なので、刺されることにアレルギーがないようです。
それが、感染症の一因でもあるのですが・・・・
実際に、現地の蚊取り製品を調べると、蚊取り線香、化学薬品を熱で蒸発させるタイプが主流ですが、性能は日本のものと比べると各段に弱いようです。
従来、研究用に蚊を集めるのに、何を使っていたかというと、牛を使っていたと聞きました。牛の吐く二酸化炭素に、蚊が集まるためで、これがかなり有効と聞きました。そこで、ドライアイスを使って、蚊をおびき寄せるか試したところ、蚊が、明らかに二酸化炭素におびき寄せられていることを確認しました(^_-)-☆
続いて
弊社のUV蚊取り器MOSPUREを使って、光の波長の違いによる蚊の誘因効果の違いを調べました。
試験方法は、1立米のビニールハウスにMOSPUREを設置し、450匹の蚊を入れた別のゲージを短いダクトでつなぎ、外部から光が入らない環境下で、蚊がどのように行動し、最終的の蚊取りネットに何匹の蚊が入るかを調べました。
まず、緑色(550nm)LED
ゲージの中に多くが留まり、ビニールハウスへはほとんど、移動していません。
ネット内にもほとんど捕獲できていません(>_<)
次は、青色(450nm)LED
緑色よりは多くビニールハウスに移動し、ネットでも捕獲しています(^^♪
次は、紫色(405nm)LED
青色LEDより多くビニールハウスに移動し、より多く捕獲しています(^_-)-☆
お分かりになりますか?
可視光の領域では、光の波長が短くなればなるほど
蚊が多く光に誘因され、捕獲されました。
興味深いですね。ヽ(^。^)ノ
次回は、もっと短い紫外線波長領域でレポートします。
お楽しみに(^_-)-☆