UV-Flower2007-03-29

【1970年代/光ファイバー

第3回目は酒井教授が今にいたるまでの研究について。

研究を始めたのは、1977年。徳島大学から、名古屋大学に行くことになり、そこで光通信の研究を任されたのがキッカケ。
たまたまその期間(3年間)が科学研究費補助金をもらえる期間ということもあり、若干のプレッシャーを抱えながらもスタート。
当時、名古屋大学では、レーザーを一生懸命やっていたのですが、これではダメだということで、インジウムガリウムヒ素を使って、フォトダイオードを作り、光通信として確立。

“もっと新しいことをやりたい”
ここからが酒井教授のさらなる研究の始まりだったそうです。

様々な研究を基に、0.8ミクロンと1.3ミクロン、両方検知できるフォトダイオードを作ったのが1978年。
当時としてはとても画期的で、1982年の国際学会にて発表されました。

1番メジャーな光通信と言えば電話回線ですよね。
当たり前のように、それを利用してインターネットをしたりしてますが、ここ徳島では、一般の家庭に普及され始めたのは、ここ5年くらい前からでしょうか。
その初期の研究を、酒井教授がされてたんですねぇ。